診療案内
MEDICAL
眼の痛み、充血、目が疲れている(眼精疲労)、かゆい、ものもらい、めやにがでる、物がかすんで見える、歪んで見える、眼が乾く(ドライアイ)、涙が止まらない(涙目)、老眼、視力の低下(めがね・コンタクトレンズ処方)等、その他眼に関することは何でもご相談ください。
結膜炎
症状
これらの症状は結膜炎で見られます。結膜とは白目の表面からまぶたの裏側までを覆った粘膜の部分で、この部分に炎症が起こった状態が結膜炎です。炎症の原因により細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎、アレルギー性結膜炎などに分けられ、治療法も異なります。
ものもらい
症状
ものもらい(霰粒腫・麦粒腫)を予防するためには眼の周りを清潔に保つ、規則正しい生活をする、眼の周りを温めるなどが挙げられます。症状が悪化する前に眼科を受診しましょう。
ドライアイ
症状
眼を酷使したり、乾燥した室内に長時間いることで、眼の表面を潤している涙が蒸発したり、分泌量が減って角膜(黒目の部分)が乾燥します。その結果、角膜に供給される酸素や栄養素が不足し、眼の疲れやかゆみ、ゴロゴロとした異物感、充血といったトラブルを引き起こします。
治療としてはドライアイの患者さまの涙のタイプに応じて、正常に機能していない部分に応じた点眼薬を使用します。目薬で改善しない場合、涙の出口(涙点)に栓をし(涙点プラグ)、涙液が溜まるようにすることも可能です。
屈折異常
眼の構造はよくカメラに例えられます。前方にある角膜や水晶体はカメラのレンズの働き、後方にある網膜はフィルムの役割をしています。外界から目に入ってきた光は角膜や水晶体を通り屈折し、眼の後方で焦点を結びます。網膜に焦点が結ばれるとはっきりと見えます(正視)が、網膜から焦点の合う位置がずれるとぼやけた見え方になります。この状態が屈折異常です。
軽度の場合は毛様体という筋肉を働かせる(調節)ことで水晶体の厚みを変えてピントを合わせることが可能ですが、屈折異常が大きく調節力だけでピントを合わせるのが難しい場合はめがねやコンタクトレンズでの矯正が必要になります。
斜視
症状
一般的にものを見るときは両方の眼が見ようとする方向に向いています。ところが見ようとしたときに片方の眼が違う方向を向いている場合があります。これを斜視といいます。
治療は原因によります。遠視によるものでは矯正するための眼鏡をかけます。それ以外では原因を取り除き、それでも残った斜視の症状は手術を行います。大人で軽度のものではプリズム眼鏡の処方をすることもあります。
飛蚊症
症状
飛蚊症がでる最も多い原因は後部硝子体剥離に伴うものです。眼の中には硝子体というゼリーのようなものがあり、本来網膜と接着しています。ところが年齢を重ねると、網膜と硝子体が離れます。これを後部硝子体剥離と言います。後部硝子体剥離自体は病気ではなく、放置しても問題ありません。しかし、まれに網膜裂孔、硝子体出血など、治療が必要な病気が原因で飛蚊症が生じることがあります。飛蚊症を自覚した時は、一度眼科で眼底検査をすることをお勧めします。
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ、明るさがわかる程度です。その後、いろいろなものを見ることで視力は発達し、大体5歳くらいで1.0に達すると考えられています。お子様の視機能発達の程度は外見では分かりにくいため、見過ごされやすく、なかなか気付くのが難しいのが現状です。個人差はありますが、3歳くらいになればある程度検査ができるようになります。
視力が発達するためには、ものをしっかり見る事が最も重要です。視機能の発達過程でものをしっかり見ることが出来ない状態が続くと、弱視という状態となってしまいます。お子様の斜視や弱視は早期発見・早期治療が重要となります。
お子様のしぐさなどから上記のような症状がみられたら、なんらかの目の疾患を抱えているかもしれません。
どうぞお気軽にご相談ください。
白内障とは、目の中のレンズの役割をする水晶体が濁り、見づらくなってくる病気です。加齢による白内障が最も多く、70歳を過ぎると5人に4人の割合で発症するといわれています。早い場合では40歳代から始まり、徐々に進行します。
上記のような症状を自覚されましたら受診してください。
白内障の治療は点眼治療、手術治療があります。白内障と診断されても自覚症状がなく日常生活に支障がないようであれば、経過観察のみや進行予防のための点眼治療を行います。点眼治療は水晶体が濁るスピードを遅くすることは可能ですが、症状の改善や回復はできません。点眼治療を続けながら定期的に検査をして進行状態をみて、日常生活に支障が出るようであれば手術をお勧めします。
白内障の手術は濁った水晶体を取り除き、かわりに人工の眼内レンズを挿入します。多くは日帰りや短期間の入院、短時間の手術ではありますが、白内障の進行具合やお体の状態により異なってきます。また、1か所にピントが合う単焦点眼内レンズ(保険診療)、遠くと近くが見える2焦点、遠く、中間、近くが見える3焦点などの多焦点眼内レンズ(保険診療外)など医療機関によっては挿入できる眼内レンズの選択が行えます。
見え方に不自由を感じる方はご相談ください。
緑内障は眼の中に入った情報を脳に伝える視神経が傷つき、見える範囲(視野)が狭くなっていく病気です。眼の中の圧力である眼圧による圧迫が主な原因とされていますが他に視神経を栄養する血流も影響するといわれています。40歳以上の20人に1人が緑内障であるといわれており、日本人の中途失明原因の第1位です。
上記の方は緑内障の検査を受けることをお勧めします。
緑内障は発症しても進行するまで自分では気づかないことも珍しくありません。緑内障でかけてしまった視野は治すことができず、今の状態を悪化させないということが治療の目標になります。そのため早期発見、早期治療がとても重要になります。
検査機器の進歩により、緑内障を早期に発見することは可能になっています。緑内障は失明してしまう病気、と過剰に恐れるのではなく、ご自身の眼の状態を適切に評価、把握して治療に取り組んでいただければと思います。
糖尿病網膜症・加齢黄斑変性・中心性漿液性脈絡網膜症・黄斑円孔・黄斑上膜・裂孔原性網膜剥離・網膜静脈閉塞症などが網膜硝子体疾患と呼ばれます。
硝子体とは、眼球の機関の一つで透明なドロッとしたゼリーの組織のことをいいます。主に眼球の形を保ち、光を屈折させる働きを担っています。この組織の病気が原因になって病状を悪化させたり、濁ったり、出血したりすることで網膜の光の到着を邪魔することを「網膜硝子体疾患」といいます。
硝子体の異常によって発症する病気を治療する為に眼内の出血や濁りを硝子体と一緒に除去する手術することがあります。白目の部分に穴を開けて、そこから細い器具を眼内に挿入し、眼の中の出血や濁りを硝子体一緒に除去する手術を「網膜硝子体手術」といい、増殖膜や網膜裂孔を治し、網膜機能を回復させることができます。
当院では通常の屈折異常(近視、遠視、乱視)に対する眼鏡や、老眼鏡、遠近両用、弱視治療のための眼鏡の処方が可能です。眼科での眼鏡処方は見えづらさの原因を調べたうえで処方を行います。合わない眼鏡の使用は眼精疲労、肩こり、頭痛など体の不調にもつながることがあります。また弱視のお子様の場合には、視力の発達を促すために治療として眼鏡装用が必要になります。
当院では、美容皮膚科領域で一般的に使用されているレーザー(米国ルミナス社M22)を導入しています。IPL(Intense Pulsed Light)という肌にやさしい光をお顔全体に照射して、シミ、くすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開きなどを改善する美肌治療です。しみや赤ら顔などの改善とともに、真皮層にも働きかけることでコラーゲンを増生し、肌のキメや質感を整えます。マイルドな治療で、複数回繰り返すことでより効果が実感できます。
さまざまな肌トラブルに対応
マイオピン(低濃度アトロピン点眼薬)は、近視の進行を遅らせる効果が確認されている点眼薬です。
毎日1回の点眼を2年間続けることで、近視の進行を50~60%程度遅らせることができます。
※あくまで近視の進行を抑える治療になります。この点眼薬で近視が改善するわけではありません。
1日1回の点眼
※最低2年間は治療を継続することが推奨されています
マイオピン治療は保険証が使えない自費診療となります。
初回の事前検査のみ保険診療となります。保険診療と自費診療を同時に行うことはできませんので、初回の事前検査の受診時にそのままマイオピン治療を行うことはできません。
診察費 | 2,000円(税込) |
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マイオピン点眼薬(0.025%) | 3,800円(税込) / 本 |
有効成分のアトロピンは、以前から近視の進行を遅らせる効果が確認されていた一方で、1%の配合では瞳孔が開くことによるまぶしさ、遠近調節機能低下による手元のぼやけといった副作用が見られました。
マイオピンでは、有効成分のアトロピン濃度を0.025%まで薄めることで、近視の進行抑制効果はそのままに、副作用を大幅に抑えた点眼薬になります。
オルソケラトロジーレンズという特殊なハードコンタクトレンズを就寝中に装用し、
角膜の形を変化させることで、日中を裸眼で過ごすことができるようになる近視矯正法です。
また、現在ではお子様の近視抑制効果が注目されています。
角膜に近視や乱視がある場合、光が網膜より手前で焦点を結ぶため、
ピントがうまく合わずにぼやけて見えてしまいます。
レンズを装着して就寝することで睡眠中に角膜の形が矯正され、ピントが網膜上に移ります。
角膜は一定の形になると、その形をしばらく保つ性質があるため、日中の裸眼視力が向上します。
個人差はありますが、一般的には一週間くらいで十分な視力が得られます。
持続時間は8時間~36時間です。装着期間が長くなれば持続力も長くなります
オルソケラトロジーは自由診療です。
初回検査費 | 10,000円(税込) |
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トライアルレンズ貸出保証金 | 両眼 70,000円(税込)/片眼 35,000円(税込) |
本治療開始費用 | 両眼 100,000円(税込)/片眼 50,000円(税込) | 定期健診(2年目以降) | 両眼 22,000円(税込) |
毎日レンズを装用しなければならない方もいれば、2~3日に一回の装用だけでよい方もいます。近視の強さや必要とする視力、年齢などによって装用頻度は異なってきます。
レンズの寿命は一般的な高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいです。2~3年で交換が必要な場合が多いです。定期的にレンズの状態を医師やスタッフに確認してもらいながら、適切に使用するようにしてください。